2015年1月~3月に開講しました「第4期 GMP担当者研修・認定講座(基礎編・原薬編、初級者クラス)」に続き、医薬品および医薬品関連企業や大学・研究機関等における中堅のGMP担当者の養成に役立つことを目的に、中級者クラスの講座を開講することと致します。
初級者クラスでは、GMP省令・通知等の用語・解釈についての解説を中心としましたが、今回の中級クラスでは、最新のGMP省令・通知・ガイドライン等の要点について実際に適用するための知識・方法につき事例を含め解説します。今回の講座も「基礎編」と「原薬編」に分けています。
「基礎編」では、製剤・原薬に共通するGMP省令第1条から第20条およびそれに関連する法規・ガイドライン等の解説とともに中堅のGMP担当者に求められる基礎的知識として、GQP省令等の概要、ICH-Q8、Q9、Q10等、グローバル化するGMPに関する最新の動向などについても解説します。
「原薬編」では、ICH-Q7「原薬GMPのガイドライン」およびICH-Q11「原薬の開発と製造ガイドライン」等について解説します。
「基礎編」は講座第1日目から7日目まで、「原薬編」は8日目から9日目まで講義し、「原薬編」終了2週間後の10日目に、「基礎編」および「原薬編」を対象とする「認定試験」を行い、合格者に「認定証」を授与します。今回の講座のプログラム概要を2ページに示します。なお本講座の受講資格には制限はありません。
ぜひこの機会にご参加下さいますようご案内申し上げます。
募集要領
日 程 : 平成28年1月8日(金)~ 3月18日(金) 全10回 (3月11日(金)除く)
時 間 : 毎回10:00~17:00 (受付:9:30、昼休憩1時間、午後休憩15分)
教 材 : 講義用の原稿を4分冊(基礎編(3分冊)、原薬編)として配布
定 員 : 30名 (先着受付順、申込締切:2015年12月11日(金))
会 場 : 大阪産業創造館 研修室 (大阪地下鉄中央線・堺筋線「堺筋本町駅」下車、②・ ⑫番出口より徒歩約5分。研修室の室番号等は別途受講者へ連絡。)
受講料 : 全10回分 (★ 注記:2~3分割可、参加申込用紙備考欄にその旨ご記入下さい)
- 「基礎編」 : NPO-QAセンター法人会員会社職員および個人会員は8万円/名
NPO-QAセンター非会員は12万円/名 - 「基礎編+原薬編」 : NPO-QAセンター法人会員会社職員および個人会員は10万円/名
NPO-QAセンター非会員は15万円/名 - 「原薬編」 : 認定証取得者(注1)は2万円/名
- その他 : 「認定証取得者(注1)」が5年毎の「認定証」更新条件確保のため、「基礎編」、「原薬編」の一部科目受講の場合は1名につき 3千円/時間
認定試験受験資格者 : 「基礎編」および「原薬編」の講義時間の60%以上の受講者
「原薬編」受講資格 : 今回の「基礎編」受講者および「認定証取得者(注1)」
※注1 : NPO-QAセンターがこれまでに開講した「GMP担当者研修・認定講座(初級者クラスおよび中級者クラス)」の「認定者」取得者
●認定試験、認定証等の詳細は、別紙「GMP担当者研修・認定講座の概要」改訂5版をご参照ください。
プログラム
回 | 日 時 | 講座内容 | 講師=NPO-QA会員 |
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1 | 1月8日(金) 【基礎編】 | 医薬品の開発から販売に係る日本の法規類とGMP | 清原 孝雄 谷野 忠嗣 奥川 隆政 長江 晴男 |
ICHQ8『製剤開発に関するガイドライン』の概要および後発品開発の留意点 | |||
製造販売承認書ー後発薬の例ー | |||
GQP概論 | |||
2 | 1月15日(金) 【基礎編】 | GMP省令 第2条(定義、ロット構成)、第6条(職員) | 竹内 祥雄 原 俊英 |
GMP省令 第7条 製品標準書(製剤) | |||
GMP省令 第7条 製品標準書(包装) | |||
3 | 1月22日(金) 【基礎編】 | GMP省令 第8条 手順書(衛生管理基準書を中心に) | 原 俊英 藤金 和一 |
GMP省令 第10条(製造管理) | |||
GMP省令 第11条(品質管理) | |||
GMP省令 第12条(製造所からの出荷の管理) | |||
4 | 1月29日(金) 【基礎編】 | 改正バリデーション基準 | 高木 肇 中山 昭一 |
洗浄、空調、用水 バリデーション | |||
分析バリデーション | |||
5 | 2月5日(金) 【基礎編】 | コンピュータの利用 | 竹内 祥雄 越谷 清一 |
GMP省令 第9条(構造設備、薬局等構造設備規則) | |||
6 | 2月12日(金) 【基礎編】 | GMP省令 第14条(変更の管理) | 初代 秀一 |
GMP省令 第15条(逸脱の管理) | |||
GMP省令 第16条(品質等に関する情報・品質不良等の処理) | |||
GMP省令 第17条(回収処理) | |||
7 | 2月19日(金) 【基礎編】 | JGMPとCGMPのギャップ分析について | 人見 英明 清原 孝雄 若山 義兼 木納 康博 |
GMP適合性調査と指摘事例 | |||
製販業者による製造業者の監査/製剤・包装製造所の監査の留意点と事例 | |||
ICHQ9(品質リスクマネジメント)の要点 | |||
ICHQ10(医薬品品質システム)の要点 | |||
8 | 2月26日(金) 【原薬編】 | ICHQ11(原薬開発と製造ガイドライン)の要点 | 添田 慎介 |
ICHQ7(原薬GMPガイドライン)(第1部)の要点 | |||
9 | 3月4日(金) 【原薬編】 | ICHQ7(原薬GMPガイドライン)(第2部)の要点 | 高平 正行 |
(原薬の不純物、医薬品の残留溶媒ガイドライン)の要点 | |||
製販業者の立場からみた、内外の原薬製造所のGMP監査に関する留意事項、事例について | |||
10 | 3月18日(金) 【認定試験】 【交流会】 | 「認定試験」:基礎編(10:00~11:30) 原薬編(11:45~12:15) ★昼食・交流会(無料):12:30~14:30(受講者、講師参加) |
主催
医薬品・食品品質保証支援センター(略称:NPO-QAセンター)品質保証委員会
〒540-0026 大阪市中央区内本町1-4-12 301号
TEL 06-6910-1455 / FAX 06-6910-1456